『劇場版マジンガーZ』の製作が
GOサインになったんだろうな。
正直、この時期の東映のTVアニメの
作画は、Blu-rayで観るほどの甲斐が
あるのか疑問なものも多く、中でも
マジンガーZの初期にはけっこう
微妙なものが多いので、個人的には
『マジンガーZ』DVD-BOXで
じゅうぶんと感じてしまうかも。
しかもDVD-BOXの封入特典が
あまりに秀逸かつ豪華だったので、
あれに比べると今回のBD-BOXの
封入特典のそれは大きく見劣り
してしまうのも、惜しいところだ。
私がDVD-BOXを購入したのも、
実はかなりの部分、特典が動機に
なっているくらいだったから。
マジンガーズクラブの会員証はもとより、
とりわけ狂喜乱舞したのが、「テレビ
マガジン増刊 マジンガーＺ大百科号」の
復刻縮刷本だ。
これ、幼少の頃はオリジナルを
所有していて、ボロボロになるまで
読み込んだ末に、あろうことか
ライセンスカード(とケース）ともども、
処分してしまい（何しろ幼い頃は
まだまだオタ根性が脆弱だったので、
漫画本は成長とともに捨てるもの
という意識がまだあったのだ）、
後年 激しく後悔したものだった。
その中身たるや子供向けを逸脱
した恐ろしくマニアックな内容で、
特に全機械獣ものしり大百科は、
TV版に登場した全ての機械獣・
妖機械獣の身長・体重・特徴・
戦法とその最期が、図版とともに
網羅された濃ゆいシロモノで、
まさに大百科と呼ぶに相応しかった。
ちなみに復刻縮刷本では割愛
されているが、この本の後半部には
『マジンガーZ 誕生編』という名目で、
原作漫画の初期エピソード（兜甲児が
祖父から託されたマジンガーの
操縦方法が判らず、意に反して
街中を暴れまわった挙句、弓さやかの
アフロダイAの手ほどきを受けた後、
時を同じくして日本に上陸し、猛威を
奮い始めた機械獣を阻止すべく、
決意を新たに急向する、ところまで）が
採録されているのだが、そもそも
兜十蔵博士の顔や、マジンガーの
製造される目的・経緯などが、
アニメ版とまったく違うので、これを
誕生編として、アニメ版を主体に
編集されている本に掲載する
こと自体、どうかと思ったが(^_^;)。
なお、この大百科号を初めとする、
グレートマジンガー登場へと至る
一連の広報と、その戦略に
まんまとハマって熱狂する当時の
チビっ子の様子は、以下の記事や
ブログが参考になると思う。↓
（『マジンガーＺの敗北、そして
新ヒーロー登場。衝撃の連続!!――「』
“「[夏休み]東映まんがまつり
『マジンガーZ対暗黒大将軍』。」”）
『宇宙戦艦ヤマト』に端を発する
アニメブームもまだ起きておらず、
アニメ専門誌すらも存在しない時代、
テレビマガジンはそういうアニメ・
特撮オタクへの情報発信源として、
重要な役割を担っていたのだ。
閑話休題。
オレ個人の購入意欲はさておき、
『マジンガーZ』のBlu-ray化、待ち
望んでいた人もきっと多いだろう。
(お値段的にもDVD-BOXよりも
お財布に優しくなってるしね。）
となると当然、次にファンが気がかりに
なるであろうことは、今後これが
『グレートマジンガー』のBlu-ray化
まで辿り着けるのかどうか、かね。
蛇足：
これは引っ越しに際して、物置を
整理したらでてきた思い出の品。
当時のテレビマガジン誌上で
開催された、マジンガー博士
テストで貰ったトロフィーである。
>
像部分は亜鉛合金？台座は
木製の、けっこうしっかりしたもの。
子供の頃から雑誌の懸賞とかに
ろくに当選したためしがなかった
こともあり、これが送られてきた
ときは本当に嬉しくて、大事に
していたつもりだったんだが、
>
ご覧の通り、グレートブーメランと
マジンガーブレードは一体成型
ではなく、別パーツだったので
よく外れては紛失し、しまいには
とうとう見つからなくなった。
そしていつの間にか台座からも
外れて、もはやボロボロ…。
ホント、いつ外れてしまったのか。
もっと大切にしとけば良かったなぁ。
あ！BD-BOXの特典として、今度は
このトロフィーの復刻版を付けても
良かったかも！（コストはかかる
だろうけど、全巻購入特典あたり
なら何とかならんかな。）