2008年の秋ごろに、久しぶりに自分のヤマト熱が盛り上がってきていたので、
ここはいっちょ、ん〜十年ぶりに森雪を描いてみることにした。
実はその昔の青春時代には、当時の風潮の御多分に漏れず、
松本アニメ・漫画にふけっていた時期もあったので、
それこそたくさんの松本キャラを描いたものだった。
（何しろ自分にとってのアニメおたくの原点は
TVアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』に他ならないのだから。）

とはいえ実際、松本キャラを描くのはほんとに十数年ぶりかもしれないので、
森雪を描くにあたっても、「さて松本調でいくべきか、
アニメ調（もちろんその場合はパート1準拠）でいくべきか、
それとも自分の自然な絵柄で描くべきか少々迷ったが、
やはりどうせなのだから、自分のタッチを活かしてみることにした。

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近年、アニメで松本零士キャラを描く場合、
極力忠実に再現することが重視されるようになってきている。
ヤマトに関してもゲームなどでリメイクされる際には、
松本色を濃厚に打ち出すことが多く、
それはIFを体験させてくれる点でも楽しい試みではある。

（とりわけPS『宇宙戦艦ヤマト 遙かなる星イスカンダル』に始まる
ゲームシリーズは、内容面にも多くのアレンジが施され、
特に『暗黒星団帝国編３部作』に至っては、
『新たなる旅立ち』のみで存在を抹消されてしまった北野や坂本といった
オリジナルキャラたちが、松本調にリデザインされて、
地球防衛軍のレジスタンスになってたり、
加藤四郎とともにコスモタイガーに搭乗していたりして、
多くのヤマトファンの永年の不満を解消してくれるのがうれしい。
のみならず量産型アンドロメダや、拡散波動砲を三門も装備した
改アンドロメダ級一番艦「春藍（しゅんらん）」などが登場し、
ヤマトと艦隊を組んだりするのだからたまらない。
しかも、当時から大ブーイングだった古代守の自爆死はもちろんカット、
なんと晴れてヤマトの艦長に就任するのだ。
さらにはお役御免かと思われた山南艦長にも、
「春藍（しゅんらん）」の艦長という要職がちゃんと用意されている。

そもそもいかにも場当たり的に急ごしらえされ、
深みも何も感じられないキャラクターたちだったとはいえ、
使い捨てのように無視したり抹消したりされるのは、余計に不愉快なもので、
不本意だったにせよ一度誕生させたキャラには、キチンとした行く末や
落とし前を付けてやるのが、ファンに対する礼儀というもの。
そういう点でこのシリーズは、まさにファンの溜飲を下げる
夢の設定・展開を実際に見せてくれるのだ。

惜しむらくは『暗黒星団帝国編』以降のゲーム化が頓挫していること。
さすがに『III』あたりはセールス面で厳しいかもしれないが、
『完結編』にて、ヤマトの危機に駆けつけるデスラー総統の雄姿を
待っている人も多いんじゃないかな？）

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閑話休題。

何はさておき、そういう感じで松本調ヤマトキャラも珍しくなくなった昨今、
あえて松本風にしてもあんまり面白くないか、と考えて、
ここは他人のタッチを意識せず、素直に描いてみたのがコレ。
松本調だと女性キャラのボディラインはぐっとスレンダーで、
バストは控えめだし手足も極細、
一方、アニメ調だとユキってもっと短髪で、
髪の毛や目のディテールもアッサリしてるんだけど、
つい豊満な乳房のグラマラスなボディになってしまった。
特に下半身はややデフォルメしすぎた感もあるが、
とにかく肌に密着した、エロさ全開のけしからんコスチュームを
最大限強調してみたんだけど、どんなもんでしょ。
いやぁこんな格好で艦内ウロウロされたら、
いつも前かがみで歩かなくちゃならなくなって困るわな。




2009年、いよいよ『復活編』の製作・公開が具体的になって、
最近パチンコだのイベントだので、森雪のコスプレがやたらと
目につくようになり、それはそれでいいんだけど、
このコスチュームに皺ができるのは、
なんか違う気がする(特に下着のラインは出ちゃダメ！）、
っていうこともあって、やはりかつて某雑誌企画で撮られた、
ボディペインティングの森雪にかなうものはないかな。
うん、エロさの再現って点でも(^_^;)。

※参考→森雪のコスプレをまとめてる方がいました…！
　　　　　　かつてはこんなのイベントもあったようで…。